著者
太田 さつき 久保田 貴之 高城 佳那 漁田 武雄 日隈 美代子
雑誌
環境と経営 : 静岡産業大学論集 = Environment and management : journal of Shizuoka Sangyo University
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.95-108, 2020-06-01

WEB調査会社モニタ会員の20歳代の大卒総合職を対象に調査を行い、昇進意欲および昇進意欲に関係すると思われる要因の男女差を調べた。目指す役職については、明確な男女差がみられ、女性は男性よりも上位の役職を希望していなかった。女性は男性より管理職に必要と思われる能力への自信が低く、自信に繋がる職務経験が少ない傾向にあった。組織の女性活躍推進や男女均等の施策を高く知覚するほど、自信に繋がる職務経験をするほど、男女ともに上位の役職を目指していた。女性においては、能力への自信と目指す役職との間に明確な正の関係がみられた。
著者
森戸 幸次
雑誌
環境と経営 : 静岡産業大学論集 = Environment and management : journal of Shizuoka Sangyo University
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.55-68, 2019-06-01

1967年の第3次中東戦争で東エルサレムを含むヨルダン川西岸・ガザ地区がイスラエルの占領下に入って半世紀。この間、イスラエルの歴代政権は占領地で着々と入植戦略を展開して来た。本稿では、(1)パレスチナの土地が何を根拠に、いかなる手段により接収されてきたのか、(2)ユダヤ人の入植地はどのように建設、拡張されて来たのか、(3)パレスチナの土地所有の根源はどこにあるのかーを、土地の歴史に遡って明らかにしたい。
著者
田中 卓也
出版者
静岡産業大学経営研究センター
雑誌
環境と経営 : 静岡産業大学論集 = Environment and management : Journal of Shizuoka Sangyo University (ISSN:13415174)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.31-43, 2020-06

戦後の「女学生」を対象とした二誌は、女子中学生・高校生ら「ジュニア」世代を誌面内容や附録などを工夫しながら、巧妙に読者に取り込んだ。誌面づくりのために、生き残りをかけて少女の心を引き留めることに苦心した。しかしながら両誌は、発刊および廃刊の時期は異なるものの、「女学生」としての教養の習得をめざすことは忘れておらず、クイズや懸賞形式を採用しながらも誌面に学習教材としてのものを掲載し続けた。しかしながら『女学生の友』はその後、ジュニア向けファッション誌『プチセブン』に、『女学生コース』は、『中1コース』、『高1コース』のように学習内容を残しながらも、ファッション、マンガなどの要素をとりいれたものへと変化を遂げることになり、「娯楽」や「流行」を求める少女雑誌の台頭を促すことになった。
著者
永山 庸男
雑誌
環境と経営 : 静岡産業大学論集 = Environment and management : journal of Shizuoka Sangyo University
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.57-74, 2021-06-01

2021(令和3)年2月26日付けで公布となった大学設置基準等の改正省令等の中核に据えられた「大学等連携推進法人認定制度」によって、これから展開される日本の大学のリストラクチャリングの概要を説き、その制度の活用のもとでの静岡産業大学の存続性を試行的に検討している。この際、ルース・カップリングとダイナミック・ケイパビリティの概念を基本的視座に据えている。
著者
田中 卓也
出版者
静岡産業大学経営研究センター
雑誌
環境と経営 : 静岡産業大学論集 = Environment and management : Journal of Shizuoka Sangyo University (ISSN:13415174)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.47-54, 2019-12

本研究では、芸能雑誌『明星』(集英社)を取り上げ、多くの女性ファンの心をつかむことに成功した男性アイドルについてとりあげ、男性アイドル観がどのように形成されたのかについて考察・検討を試みるものである。また男性アイドルが、「スポーツ」と「恋愛」について、どのように結びついていくことになったのかについて見出すものである。 1960年代初頭にジャニー喜多川が手掛けた4人組グループの「ジャニーズ」が「野球」を通じて交流した若い青年が最初のジャニーズタレントになって以降、現在に至るまで、多くのタレントを排出した。彼らは「野球」をはじめ、様々なスポーツと関わるなかで、若い女性から人気を博すことになった。女性にとっての男性アイドル観は、「新御三家」に始まり、「たのきんトリオ」の登場で形成されはじめ、「SMAP」に至るまで以後多くの女性から愛される(恋愛対象としての)存在になっていった。『明星』誌は、スポーツと恋愛が女性ファンと結びつける装置としての機能を有した。
著者
山田 一之
出版者
静岡産業大学経営研究センター
雑誌
環境と経営 : 静岡産業大学論集 = Environment and management : Journal of Shizuoka Sangyo University (ISSN:13415174)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.93-101, 2020-12

令和2年は春先からの新型コロナウイルス感染拡大によって新学期の開始が遅れ、学生は4月から5月上旬にかけてほぼ1か月間自宅待機を余儀なくされた。予期せぬ長期の臨時休業は、学生に大きな心理的負担を与えたと考えられる。そこで、自宅待機中の学生の生活・学修および心理状態について検討するために、5月上旬の新学期始業時に、自宅待機の1か月間の学生の過ごし方についてアンケート調査を行った。その結果、半数以上の学生が自宅待機期間を休みであると考えていた一方、規則正しい生活を送っており、健康状態も比較的良好であったことが明らかにされた。また、自宅待機中の学修態度に関しては、半数以上が自主的な学習を行っていたが、同様に半数以上の学生が遠隔学習の開始について不安を抱えていた。自宅待機中の心理状態に関しては、退屈であった、人と会えなくて寂しかった、不安であったなど、未知の体験によるストレス状態に置かれた学生が多かったことが明らかにされた。本研究の結果は、本格的な遠隔学習導入の際の学生対応について示唆を与えるものであると同時に、長期間の自宅待機を経験した学生の学修およびこころのケアのための基礎資料となると考えられる。
著者
田中 卓也
雑誌
環境と経営 : 静岡産業大学論集 = Environment and management : Journal of Shizuoka Sangyo University
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.47-54, 2019-12-01

本研究では、芸能雑誌『明星』(集英社)を取り上げ、多くの女性ファンの心をつかむことに成功した男性アイドルについてとりあげ、男性アイドル観がどのように形成されたのかについて考察・検討を試みるものである。また男性アイドルが、「スポーツ」と「恋愛」について、どのように結びついていくことになったのかについて見出すものである。 1960年代初頭にジャニー喜多川が手掛けた4人組グループの「ジャニーズ」が「野球」を通じて交流した若い青年が最初のジャニーズタレントになって以降、現在に至るまで、多くのタレントを排出した。彼らは「野球」をはじめ、様々なスポーツと関わるなかで、若い女性から人気を博すことになった。女性にとっての男性アイドル観は、「新御三家」に始まり、「たのきんトリオ」の登場で形成されはじめ、「SMAP」に至るまで以後多くの女性から愛される(恋愛対象としての)存在になっていった。『明星』誌は、スポーツと恋愛が女性ファンと結びつける装置としての機能を有した。